まちのこぼれ話〈溝口・久本・坂戸地域〉

 

夜行列車の修学旅行

高橋 信一さん
(たかはし しんいち さん)

昭和5年生まれ 87歳
川崎市高津区坂戸在住

学校卒業後、坂戸で農業に従事されている高橋さん。
小学生の頃の遊びや農家の生活などについて伺いました。
(平成29年11月20日)

高橋 信一さんの写真

7人兄弟の長男

 

 次男、三男はおぶってよく子守りをしました。でも子どもですからね、遊ぶ時は邪魔でしょうがなかったんです。かくれんぼの時はおんぶしていると声を出しちゃって、かくれんぼにならないんですよ。だから柿の木に縛ったりして…。弟や妹たちに「あんちゃんに、よく柿の木に縛りつけられた」って言われるんですね。

夜行列車の修学旅行

 

 昭和16年、6年生の時に修学旅行で京都・奈良・伊勢に行きました。前の代も後の代も行くことができなかったのですが、私たちの代は行くことができました。夜の9時半くらいに横浜駅に集合して、専用の夜行列車に乗って、京都、奈良に行き、最後に伊勢神宮にお参りし、夜行列車で帰ってきました。

卒業後は農家に

 

 卒業後は農家一本です。お袋が亡くなり、当時は機械がないのでとにかく人手が必要でした。田んぼと畑、両方やっていました。坂戸住宅あたりにあった田んぼは、土を盛って軍需工場を建てようとしていました。でも、工場ができる前に終戦になり、農地として耕作しました。(PDF版の抜粋です)

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