高津区ふるさとアーカイブ事業について

地域を知ることで 区民がつながる 愛着につながる
そして未来につながる

 高津区は古くから多摩川などの水系を利用した集落が形成され、中世・近世においては鎌倉街道や大山街道などの交通の要所として栄えました。水と緑は豊かな景観を育み、近代になると工業の発展とともにまちは著しい発展を遂げました。歴史を物語る資料やその風景を撮影した古い写真を見ると、まちの歩みが良くわかります。
 しかし近年、街道沿いの蔵や商店など、まちの記憶をとどめる建物は少なくなり、まちの風景や生活を記録した貴重な写真も失われつつあります。高津区の記憶とも言える地域資料を保存し、次代に伝えていくことは、今、私たちの大きな責務であると言えます。

高津区は2012年に区制40周年を迎えました。高津区ではこれを機に「高津区ふるさとアーカイブ基本構想」として写真を中心とした地域資料の保存活用についての考え方をまとめるとともに、区の歴史を物語る写真資料等の収集を開始しました。区民の皆さまが様々な活動で写真を活用し、楽しむことができるよう、デジタルアーカイブ「高津区ふるさとアーカイブ」やホームページの整備も進めています。

高津区ふるさとアーカイブ事業のイメージ図

  • 高津区のまちなみのうつりかわりが分かる資料を収集し、デジタルアーカイブを整備・公開します。
  • 収集した資料の様々な活用方法を紹介していきます。
  • まちの変遷を話題に世代間の交流を促進し、住民の高津に対する愛着を高め、地域ブランディング形成に寄与する活動を展開していきます。
  • 身近にありながら知らなかった高津再発見の体験を提供し、昔から高津区に住んでいる人々と、新たに高津区に来た人々との交流を促す活動を展開していきます。
  • 生涯学習や区内の様々な活動団体、施設等との連携による活用を進め、高津区のこれからを考えるきっかけとして資料を活用する、未来志向のアーカイブ事業をめざします。