まちのこぼれ話〈溝口・久本・坂戸地域〉

 

父が満州から突然帰ってきたのです

河西 良則さん
(かわにし よしのり さん)

昭和14年生まれ 78歳
川崎市高津区溝口在住

お父様から引き継いだ燃料店を経営されてきた河西さん。
子どもの頃のお話や町の移り変わりなどを伺いました。
(平成29年7月7日)

河西 良則さんの写真

当時の遊び

 

 小学校の1、2年はベーゴマも流行ったけど、なんと言っても野球ですよ。昔は自動車の心配など無い道だから、野球の場所はやりたい放題で、ボールが近所の家の窓ガラスを直撃してよく謝りに行ってましたよ(笑)。

父との思い出

 

 小学校2年頃だったでしょうか。ある朝、皆で朝飯を食べてると「ただいま」と突然、男の人が玄関に立っているのです。家族は何がなんだかわからずにポカーンとしていましたよ。そのうち母だけが、「おかえりなさい」と答えたような気がします。父が満州から突然帰ってきたのです。

町の移り変わりは

 

 昔は、この町の一帯は沼地と田んぼでした。川にも恵まれていましたし。この家の建て直しのときに、地下27mまで掘ったら、岩盤が逗子の森戸海岸と同じと言われました。大昔はきっと、この辺もすべて海だったのでしょう。 (PDF版の抜粋です)

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