まちのこぼれ話〈久地・宇奈根・北見方・下野毛地域〉

 

戦前は北見方では桃を作っていました

長岡 榮子さん
(ながおか えいこ さん)

昭和10年生まれ 83歳
川崎市高津区北見方在住

北見方の瓦職人の家に生まれた長岡さん。
子供のころのことや、戦時中のお話を伺いました。
(平成30年2月7日)

長岡 榮子さんの写真

幼いころのこと

 

 父は瓦を作る仕事をしておりました。作業をするため家の土地は結構広かったです。形成した瓦を乾燥させるために、真っ平な地面にずらーっと並べておりました。
 叔父や職人さんが数人一緒に働いていました。叔父がとてもよく働く人で、後に瓦店を自分で立ち上げて営むようになりました。

戦中、戦後の記憶

 

 戦前はこの辺りでは桃を作っていたんですが、戦争が始まってからは穀物を作らなきゃいけないってことで、みんな切られちゃいました。梨は復活したけれど桃は復活しなかったですね。

お祭り

 

 お祭りは北見方の白髭神社でやっていました。祭囃子は代々決まった家の人がやることになっていました。
 正福寺の近くの一軒家に住んでいる人で、「囃子のエイちゃん」て呼んでいたんですが、そこの家がいつも担当していました。毎年、お祭りが近づくとお囃子の練習をしている音が聞こえてきて、ああお祭りの時期が来たなと思ったものです。(PDF版の抜粋です)

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