まちのこぼれ話〈久地・宇奈根・北見方・下野毛地域〉

 

子どもの頃の遊び

河崎 千代子さん
(かわさき ちよこ さん)

大正11年生まれ 96歳
川崎市高津区宇奈根在住

宇奈根で生まれ育ち家を継いだ河崎さん。
子どもの頃の思い出や人々の暮らしなどについて伺いました。
(平成30年10月17日)

河崎 千代子さんの写真

子どもの頃の遊び

 

 男の子たちは「水雷母艦」という遊びをよくやっていました。道路に立っている電柱を陣地に見立て、陣取り合戦みたいな遊び。女の子は縄跳びとか、毬をついたり、羽根をついたり、お手玉で遊んだり。お手玉は「いっちょすい、にちょすい、さんちょすいできた」と歌いながら遊ぶのです。うまくできないと、負けてしまい、お手玉をとられちゃうの。

戦争

 

 戦争中は、火事になったら水かけるんだって、バケツリレーを町会でさせられました。班長さんと、男の人も何人か居て、女の人は手ぬぐいをかぶってもんぺはいて、広い公園みたいなところでバケツリレーをやりました。

学校卒業後

 

 橘屋さんとか溝口神社のそばの同級生とか、資産家の女の子は上の女学校へ行きましたが、私はここで、家を継ぎました。野菜をつくり、神社の前に小さい市場があったので、持って行って売りました。あの頃はリヤカーで運んでいました。いまだに祖父の名前が書かれたリヤカーが家にあるので、まだ使っています。 (PDF版の抜粋です)

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