まちのこぼれ話〈子母口・明津・蟹ヶ谷・久末・野川〉
憧れの団地に当選
阿部 武夫さん
(あべ たけお さん)
昭和18年生まれ 73歳
川崎市高津区久末在住
福島出身で就職で川崎へ来た阿部さん。
久末大谷第二住宅に入居したときのお話や今の様子などについて伺いました。
(平成28年11月18日)
久末大谷第二住宅に住んだ経緯は
生まれも育ちも福島出身です。兄が実家を守り、私は15歳で上京して就職しました。独身寮は川崎区にありました。結婚後に横浜の社宅に引越しました。
昭和46年、団地ブームの少し前の久末大谷第2市営住宅に、多数の応募者から抽選で見事、当選しました。
引越した頃の周りの様子は
引越して来たばかりの頃は、とにかくここは地主の家と市営住宅以外、何もありませんでした。全部、畑と田んぼです。この上の明石穂という地名の先の場所に店が1~3軒あったくらいです。
当時引越して来た人達は同じ30歳代後半でしたね。子どもたちも皆、同じ歳頃で、久末小学校や東橘中学校に進学し、昭和57年、ここの子どもたちで少年野球チームも結成しました。
現在の入居者は
現在、第2住宅では、120世帯の約240人が住んでおり、その半数以上が60歳以上です。40歳代の住人はほとんどいなくて、子育て家族もほんの数軒です。本当に高齢者ばかりになってしまいました。
現在の第2住宅内の自治会では、平成19年から「高齢者の引きこもりを無くそう!皆でコミュニケーションを取っていこう!」という発想のもとに、いろいろな活動に取り組みを始めました。
(PDF版の抜粋です)