まちのこぼれ話〈久地・宇奈根・北見方・下野毛地域〉
父はお祭りの囃子をやっていました
田邉 友子さん
(たなべ ともこ さん)
昭和10年生まれ 83歳
川崎市高津区北見方在住
北見方で生まれ育った田邉さん。
小学生の頃の遊びや祭りの様子などについて伺いました。
(平成30年7月11日)
いとこと姉・弟・妹のように育つ
ひとりっ子でしたが、家の敷地内に分家で父の弟が住んでいて、いとこに4つ下の男の子、3つ下の女の子がいて、姉、弟、妹のように育ちました。楽しかったです。今も近くにいて、仲良しです。
1軒の家に集まってお茶作り
このあたりはみな農家で、田んぼがずっと広がっていました。うちは、田んぼはなかったけど家に桃やお茶の木がありました。
お茶は、収穫してから1軒の家に集めて皆の家の分をまとめて蒸して作りましたね。桃や柿は自分でもいで食べていました。それがおやつでしたから(笑)。
祭りの様子
父は、お祭りの囃子をやっていました。太鼓をたたいたり、笛を吹いたり、踊ったり、20人くらいで櫓の上に乗ってやっていました。終わると、我が家で母が煮しめを作ってふるまっていました。お祭りには屋台も出て賑やかでしたね。(PDF版の抜粋です)