まちのこぼれ話〈下作延・上作延・向ケ丘地域〉

 

秋祭りの素人お芝居で、女役もやりましたよ

本多 正夫さん
(ほんだ まさお さん)

昭和6年生まれ 84歳
川崎市高津区上作延在住

現在は畑仕事が趣味という本多さんに、
子どもの頃の思い出や青年団のことなどを伺いました。
(平成27年9月18日)

本多 正夫さんの写真

青年団に入っていた頃の思い出を聞かせてください

 

 少し大人になると、地元の青年団に入って秋祭りの素人お芝居にも参加しました。 お祭りの時、青年団が神社で踊ったり芝居をしたりいろんなことをやるんです。 私も20歳過ぎてから芝居で女役をやったりしてね。
 当時、秋祭りは曜日には関係なく9月25日と決まっていました。 神輿を担いで、飲んで、騒いで。お祭りの時期は「祭り歩き」っていってね、 祭りをやっている方々の部落へ夜遊びにも行きました。
お祭りに欠かせない日本酒は、この下の平瀬川の端っこにあった「関本屋」というお店で買いました。 当時、このあたりで買い物といえば「関本屋」だったなぁ。

昭和20年代の素人芝居の白黒写真

子どもの頃はどんな遊びをしましたか?

 

 小さい頃の遊びといえばメンコ、コマ、それから凧揚げ。凧は自分たちで作りました。
 小学校2年生ぐらいだったかな、自転車を買ってもらいました。中古でしたが、その当時で8円。  溝口の方まで自転車でおつかいを頼まれたこともあったと思います。
 夏休みにはね、先生の引率で多摩川にも泳ぎに行きました。多摩川は先生に連れられて行きましたが、泳ぐのはだいたい平瀬川。 平瀬川では釣りをすることもありました。あの頃はウナギ、ナマズ、コイが釣れたかな。 夜のうちに、釣り竿を仕掛けておくんですよ。ミミズとか餌になる虫を付けてね。 で、翌朝行くと魚がかかっているんだけど、学校にも行かなきゃいけない。 なので、学校の帰りに寄って、それを持って帰ったりなんかして。ドジョウも結構取れましたね。

今の暮らしはいかがですか?

 

 今は畑の仕事が趣味かな。野菜が育つのが楽しみで、10種類くらいの野菜を育てています。 月曜日と水曜日と金曜日、週に3回売店を出すと、近所のお客さんが買ってくれるからね。
 近くにできた南原小学校の2年生くらいかな、毎年畑の見学に来てね、作物とか農機具の説明をしてくれなんてね。 なんかメモして帰って行くよ。今は小学校も増えたからね。 年に2回開催されるバザーには、うちで採れた野菜を無料で出しています。 (PDF版の抜粋です)

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